え、悪人が優遇されるの!?常識を覆す阿弥陀理論!|歎異抄第3条

やっほー☆

じゃあ歎異抄の第3条をギャル語で翻訳してみるね!

ここは、歎異抄の中でもすごく有名な部分!

歎異抄 第3条 原文

まず、原文はこんな感じ♪

善人ぜんにんなをもて往生おうじょうをとぐ、いはんや悪人あくにんnをや。

しかるを、のひとつねにいはく、「悪人あくにんなを往生おうじょうす。いかにいはんや善人をや」。

このじょう一旦いったんそのいはれあるにたれども、本願他力ほんがんたりき意趣いしゅにそむけり。

そのゆゑは、自力作善じりきさぜんのひとは、ひとへに他力たりきをたのむこころかけたるあひだ、弥陀みだ本願ほんがんにあらず。

しかれども、自力のこころをひるがへして、他力をたのみたてまつれば、真実報土しんじつほうど往生おうじょうをとぐるなり。

煩悩具足ぼんのうぐそくのわれらは、いづれのぎょうにても、生死しょうじをはなるることあるべからざるを、あはれみたまひて、がんをおこしたまふ本意ほんい悪人成仏あくにんじょうぶつのためなれば、他力たりきをたのみたてまつる悪人、もつとも往生の正因しょういんなり。

よつて、善人だにこそ往生すれ、まして悪人はと、おおさうらひき。

叶音☆かのん

これをわかりやすくするね♡

ギャル訳-第3条-

まず、「善い人でさえ極楽に行けるんだから、悪い人が行けないわけないでしょ?」ってことね!

でも世の中の人はよく「悪い人が極楽に行けるなら、善い人はもっと簡単に行けるんじゃない?」って思ってるのよ。

でもこれって、阿弥陀様の「他力本願」の考え方からすると、ちょっとズレてるんだよね〜。

だって、善いことを自分の力で頑張ってる人は、結局「自力」でやってるわけで、阿弥陀様の本願に完全に頼ってないんだよね!

だから、そういう人はちょっと違うの。

でもね、自分の力で何とかしようっていう気持ちを一旦捨てて、「全部阿弥陀様に任せちゃおう!」って思った時、やっと本当の極楽に行けるの♪

で、私たちみたいな煩悩(悩みや欲望)まみれの人間は、どんな修行をしても、この生き死にの苦しみから逃れられないわけ。

そこで阿弥陀様が、

阿弥陀如来

そんな愚か者たちをどうにか助けたい!

って思って、願いを立てたの。

だから、その願いの本当の目的は、実は「アホな人間を仏にする」ことなのよ!

だから、他力本願に頼ってる悪い人こそ、極楽に行くための一番の理由(正因)ってことになるわけ☆

だから、「善い人でさえ極楽に行けるんだから、悪い人はもっと行けるでしょ!」っていうのが、ホントの意味なんだよ〜☆

こんな感じのことを言ってるよ!

叶音☆かのん

悪人って犯罪者って意味じゃないからね!

自分で修行して仏になれる人が善人というのに対して、自らの力で迷いを離れることができない人はみんな悪人!

じゃあ次は歎異抄第4条をわかりやすくするね!